超お手軽!パーツの複製方法
こんにちは、ちーなっつ(@ikahobby)です!
「フィギュアのパーツをなくしてしまった・・・」
「このパーツ小さくてなくなりそう・・・」
こんな経験ありませんか?
私が主に製作&改造している「きせかえギアコレクション」では小さなパーツが多く、特に耳のパーツがなくなっちゃうということがよくあります。

そこで今回は、超簡単なパーツの複製方法を解説していこうと思います!
道具は百均で揃うし本当に簡単なので、「難しそう・・・・」と敬遠せず是非チャレンジして欲しいです!
準備するもの
用意するものはたった3つ!
- エポキシパテ
- おゆまる
- ペーパーやすり
たったこれだけ!
しかも全部百均でゲットできるから、本当にお手軽にはじめられるよ!
エポキシパテの選び方
エポキシパテは種類が多くて選ぶのが難しいんだけど、タミヤやウェーブから発売されているものが安くてオススメ!一応百均でもゲットすることもできるんだけど、後々造形に挑戦してみたいと思っている人は是非専用のパテをゲットしよう!
やすりの選び方
百均で売っている600〜1000番くらいのペーパーやすりでOK!ちなみにイチからパーツを作る時には金属製の組みヤスリを使うんだけど、こちらも百均のものでOKだよ。
作り方
作業の流れはこんな感じ↓
- おゆまるで型取り
- 型にパテを流し込む
- やすりがけ
- 完成!
今回は「きせかえギアコレクション」の耳を例に作り方を解説していくね!
1-1.おゆまるで型取り〜ベース編〜
これから作っていく型は「ベースの部分」と「上蓋の部分」の2つで1つの型になるから、まずはベースを作っていこう!
まず80℃以上の熱湯を容器に用意してね!(マグカップなどでOK!)
そこにおゆまるをぽちゃんと入れよう。(1つ丸々入れてね)

3分ほど経つとおゆまるが粘土のように柔らかくなるよ。
柔らかくなったらおゆまるを割り箸などを使って二等分して、その1つを取り出そう。
取り出すとこんな感じ↓

複製したいパーツが収まるように少し平たくしてから、そこに複製したいパーツをグニュっと押し付けよう。

あとは冷やしておゆまるが固まるのを待てば完成だよ!
待つのが面倒だったら冷水などに浸せばすぐに固まるからオススメだよ!
型が完成するまでパーツを型から取り出すのはNG!水に浸す場合もパーツはそのままにしてね!
1-2. おゆまるで型作り〜上蓋編〜
次に型の蓋となる部分を作っていくよ。
まずは温めておいたもう1つのおゆまるを取り出してね。
それをさっき作ったベースの型にグニュっと押し付けよう。

あとはさっきと同じように、冷水に浸すかそのまま放置して固まるのを待つだけだよ。

しっかり固まったことを確認したら水気を切って型を分解しよう。

これで上蓋の完成だよ!
2.パテを流し込む
型が完成したらいよいよパテを使ってパーツを複製していくよ!
エポキシパテはこんな感じでベース材と硬化材に分かれてるんだ↓

このパテは1:1の比率で混ぜて使うものだから、ハサミを使って同じ長さだけ切り取るよ↓

こにパテには透明のシートついているから、それを剥がしてキレイにこねていくよ!

比率が少し違ったり、均一に混ざっていないときれいに固まらず、切削性も悪くなるから注意してね!ベトベトして混ぜにくい時は軽く水を使って混ぜるのがオススメ!
エポキシパテは素手で触ると肌がかぶれてしまうことがあるよ。人体に有害な物質も含まれているので使用後は手をよく洗うか、ゴム手袋をして作業することがオススメだよ!
均一に混ぜ合わせたら、これを先ほど作った型に入れていこう!

この時少し多めにパテを入れないと、上蓋の型のくぼみにパテが入り込まないから注意してね。
はみ出した部分もあとで処理ができるから気にせずどんどん盛っていこう!
盛り終わったらもう一つの型をぎゅっと押し付けて輪ゴムなどで固定しよう。

後はパテが固まれば完成!(このパテの硬化時間は12時間だよ)
上下の型にしっかりとパテが入るように少し多めにパテを入れよう!はみ出した分は後から削って仕上げていくから気にしないでね!でもあんまり多すぎると完成したパーツが厚くなり過ぎるから注意しよう!
3.やすりがけ
硬化したら型からパーツを取り出そう!

パテがかなりはみ出してしまっているので、これをカッターを使って切り取ったり、そんなにはみ出していないなら最初からヤスリをかけて仕上げていこう!
4.完成!
はい、これで完成です!
画像準備中!
ここまでの所要時間はなんと20分!(硬化時間除く)
ね、ほんとに簡単でしょ?
塗装について
複製は簡単にできたけど、塗装をしなきゃパーツとしては使えないよね!
エポキシパテを塗装する時はラッカー塗料か水性塗料、エナメル塗料のどれかを使えばいいんだけど、ラッカー塗料はきれいに塗れて発色がいい反面シンナーの臭いがすごいからまずは水性塗料がオススメ!
水性塗料の中でもシタデルカラーやファレフォなどは発色もよくて筆塗りにも向いてるよ。
ただ買える場所が少ないから、Mr.ホビーの水性ホビーカラーをまずは使ってみて、それでも満足できなかったら他の塗料を検討してみよう!
ちなみにきせかえギアコレクションの肌色を再現するのは少し難しくて、私もまだまだ研究中・・・。
水性ホビーカラーで再現するなら「薄茶色」とイエロー系やピンク系の色を混ぜれば近い色になるかな・・・。
これについては今後記事化を検討中だから記事更新までしばらく待っててね!